この度はカタリバを通じて、日本の子どもたちの未来を一緒に応援いただき誠にありがとうございました。
日本の子どもたちの7人に1人が「貧困」、17人に1人が「ヤングケアラー」、18人に1人が「どこにも居場所がない」という国の調査があります。
生まれた家庭や暮らす地域の違い、突然の災害やコロナなど、子どもたちは様々な困難を抱えています。しかし、子どもたちを独りぼっちにはさせずに、誰かの温かい応援があれば前に進むことができます。
カタリバは、どんな環境に生まれ育つ子どもたちにも未来をつくりだす力を届けるために、2001年から活動する教育NPOです。国内6ヵ所の放課後施設を運営し、オンラインを活用した居場所づくりも含め、年間10万人以上の子どもたちを支援しています。
いただいたご寄付は、子どもたちに安心できる居場所と多様な学びを届ける活動に使わせていただきました。
「お母さんに笑顔でいてほしいから」。ある子は、ひとり親家庭で親が仕事で忙しいため、毎日小さな弟の面倒をみていました。家事に追われ自分のことは後回し。しかしカタリバのスタッフが一緒に解決方法を探る中で、少しずつ余裕が生まれ、夢に向かって勉強を始めています。
令和6年元旦に発生した能登半島地震では、カタリバはNPOとしての機動力を生かし、1月4日より現地の避難所等6カ所にて子どもたちの遊び場・学び場を運営しています。開設2ヵ月で利用者はのべ3000人となりました。また高校受験や大学受験の費用を、被災した300人に給付しました。
「震災があったから、進学を諦めた」「家にお金がないから、夢を叶えられない」ということもないよう、これからも子どもたち1人ひとりに寄り添った活動を続けてまいります。